年齢に合わせたフッ素の使い方

こんにちは。東成区にあるともファミリー歯科です。

本日は【年齢に合わせたフッ素】について紹介していきます。

そもそもフッ素って何歳から使っていいの?

虫歯予防には「フッ素」が効果的です。フッ素を使うことで歯が強くなることは皆さんもご存知の通り、WHO(世界保健機関)でも子どもの時からフッ素入り歯磨き粉などの使用が推奨されています。

基本的に歯科医院で受けるフッ素塗布には、年齢制限はありません。

そもそもフッ素塗布は、歯科医師や衛生士などのプロが施術するものです。そのため、子どもに対しても安全性が保証されています。乳歯が生えていて、全身に大きな問題がなければ、何歳からでも受けることが可能です。

しかし、1つ注意が必要なのは子どもの年齢に合わせて使用出来るフッ素濃度が違うということです。ここからは、子どもの年齢とフッ素濃度について詳しくお話します。

子どもの年齢とフッ素濃度について

◆歯が生えてから2歳頃

0~1歳の子どもは、まだうがいが出来ないため、低濃度のスプレー式フッ素の使用がオススメです。濃度としては100ppm程の物で、スプレーを歯ブラシに吹きかけて、軽くブラッシングして使用してください。濃度は薄いので、口をゆすぐ必要はありません。

1~2歳頃になると奥歯が生えてきて、少しずつうがいもできるようになってきます。そうなれば、ジェルタイプのフッ素の使用がオススメです。濃度としては、900~1,000ppmまでのもので、軽くブラッシングをしてあげるといいでしょう。1回の使用料は1~2mm(米粒)程度です。表面に軽く塗布する感じですので、うがいもしない方が効果的です。

◆3歳~5歳頃

3歳以上になると、自分で歯磨きをするお子さんも増えてくるかと思います。そのため、お子さんだけの歯磨きではなく、大人の方が仕上げ磨きをしてあげる習慣をつけるようにしましょう。フッ素濃度は同じく900~1,000ppmですが、1回の使用料が5mm(グリンピース)程度となります。

◆6歳~大人

6歳以上は永久歯に生え変わる時期にもなるため、成人と同様に1,400~1,500ppmの濃度のフッ素を使用しましょう。1回の使用料は2cm程度です。目安としては、歯ブラシ全体に乗っかるくらいのイメージです。

このようにフッ素の使用については、年齢に合わせたフッ素濃度が決められています。

2023年1月からは歯磨き粉のフッ素濃度の推奨基準も変更されており、やっと日本でも配合フッ素濃度がISO(国際標準化機構)基準の1,500ppmと同じになりました。

東成区にあるともファミリー歯科でも、メンテナンスの際に年齢に合わせたフッ素塗布をご案内しています。乳歯の時から歯を大切にすることで、永久歯に生え変わってからのお子さんの歯を守っていくことが可能です。もし、歯医者へ行くタイミングにお困りであれば、いつでも当院へご相談ください。